値上げを決意したはいいものの、こんな不安が頭をぐるぐると回っていませんか。
「お知らせをどのタイミングで出せばいい?」「常連さんが離れてしまったら?」「何て書けば失礼にならないの?」——そういう声を、オーナーさんから本当によく聞きます。材料費・光熱費・薬剤コストが上がり続ける中で、今の料金のまま続けることに限界を感じている方は少なくないはずです。でも、「値上げ=客離れ」という恐怖が先に立って、なかなか踏み切れない。
この記事では、そんな状況を抜け出すための具体的な手順をお伝えします。お知らせ文の書き方だけでなく、「伝えた後に何をするか」まで含めた一連の流れを初めての方にも分かるように整理しました。そして、その先にある「値上げしても選ばれ続ける仕組み」まで見据えた考え方をご紹介します。
📋 この記事でわかること
- 値上げのお知らせ文に必ず入れるべき3つの要素
- お知らせのタイミングと伝え方(来店中・LINE・ブログ)の使い分け
- 値上げ後に常連さんをつなぎとめる「その後の関係づくり」の考え方
- 値上げを機に、外部プラットフォームに頼らない集客の土台を作る方法
こんな方におすすめ
- ✅ 初めて値上げに踏み切ろうとしていて、お知らせ文の書き方が分からない方
- ✅ 常連さんへの伝え方に悩んでいる美容室・ヘアサロンのオーナーさん
- ✅ 値上げ後に新規客が来なくなることを心配している方
- ✅ ホットペッパーへの依存を減らし、自分のサロンを長く安定して続けたい方
- ✅ 値上げを機に集客の仕組みそのものを見直したいオーナーさん

値上げのお知らせ文に必ず入れる3つの要素
値上げのお知らせ文を書くとき、多くのオーナーさんが最初にやってしまうのが「ただ料金が変わります」と事実だけを伝えること。それだと、読んだお客様に「なぜ?」「これからも来ていい?」という疑問が残ってしまいます。
お知らせ文には次の3つを必ず入れてください。
チェックポイント①:値上げの「理由」を正直に書く
薬剤・光熱費などのコスト増加、技術向上のための研修費用、スタッフの待遇改善——理由は何であれ、「なぜ変わるのか」を正直に一言添えるだけで、お客様の受け取り方がまったく変わります。
✅ ポイント:謝り続ける文章にする必要はありません。「より良い施術をお届けするために」という前向きな理由を中心に据えましょう。
チェックポイント②:「いつから」を明確に示す
「近日中に」「今後」という曖昧な表現は、お客様を不安にさせます。「○年○月○日より」と具体的な日付を入れることで、それまでに来ようという行動につながることもあります。
✅ ポイント:実施日まで最低1ヶ月、できれば2ヶ月前にお知らせするのが理想です。突然の通知は信頼を損ないます。
チェックポイント③:「これからも来てほしい」という言葉を添える
意外と省いてしまいがちですが、「変わらずご来店をお待ちしています」というひと言が、常連さんの安心感につながります。料金の話だけで終わらせず、関係性の継続を伝えることが大切です。
✅ ポイント:手書きのひと言や、LINE公式アカウントでの個別メッセージが特に効果的です。
値上げのお知らせ文は書けても、「その後にどう集客を立て直すか」という道筋がまだ見えていないかもしれません。無料レポートでは、客単価アップ・再来店・新規集客の順番に沿って、メニュー名の付け方から次回予約のトークまで8つのステップを会員の実例とともにまとめています。メールアドレスを登録するだけで、PDFをすぐ受け取れます。
伝えるタイミングと手段の使い分け
お知らせ文ができたら、次は「どこで・いつ・どうやって伝えるか」を整理します。一度に全部やろうとすると混乱するので、段階的に考えましょう。
ストック型集客 STEP 1
来店中のお客様に直接伝える(最優先)
常連さんへの一番丁寧な伝え方は、施術中に口頭でお伝えすること。「実は○月から料金を見直させていただくことになりまして」と話し、紙のお知らせを手渡しします。顔を見て話せる機会を活かしてください。
⚠️ よくある失敗:お知らせを渡すだけで何も話さないこと。紙を配っても「気づかなかった」と言うお客様は一定数います。一言添えることで記憶に残ります。
ストック型集客 STEP 2
LINE公式アカウントで既存客に一斉お知らせ
しばらく来ていない方や、来店頻度が低い方への周知には、LINE公式アカウントのメッセージが有効です。文面はチェックポイント①〜③の要素を入れて、簡潔に2〜3段落でまとめます。
⚠️ よくある失敗:告知文を長くしすぎること。スマホで読まれることを前提に、スクロールなしで要点が見えるくらいの長さが適切です。
ストック型集客 STEP 3
自社ブログ・サイトに記事として残す
ここが今日一番お伝えしたいポイントです。値上げのお知らせを、自社ブログの記事として投稿してください。なぜかというと、「このサロン、今いくらなの?」と検索で調べて来るお客様——つまり、まだあなたのサロンを知らない新規客に向けて、正確な情報を届けられるからです。
⚠️ よくある失敗:ホットペッパーの料金だけ更新して、自社サイトは放置してしまうこと。新規のお客様が自社ブログを見て来店する流れを育てていない段階では、この機会を活かしきれません。
✓ ここまでのポイント
- 値上げのお知らせ文には「理由・日付・これからもよろしく」の3要素を必ず入れる
- 常連さんには来店中の口頭+紙の手渡し、遠ざかっている方にはLINEで丁寧に周知する
- ブログに記事として残すことで、新規客にも正確な情報を届けられる
「値上げ後にカウンセリングで関係を深める」と書きましたが、具体的に何を聞けばいいのか分からない方も多いはずです。無料レポートでは、初回から指名・リピートにつながるカウンセリングの質問例や、鏡台に置くPOPの作り方も含めた8ステップを、PDFでまとめてお届けしています。費用はかかりません。
値上げ後に「また来たい」と思ってもらうための関係づくり
お知らせを出したら、それで終わりではありません。値上げ後の最初の来店が、その後の関係を決める分岐点になります。
値上げ直後のお客様は、意識的・無意識的に「お金を払った分の価値があるか」を確かめに来ています。だからこそ、施術の質はもちろん、説明・カウンセリング・施術後のアドバイスをいつも以上に丁寧に行うことが大切です。
客単価と再来店を同時に上げるカウンセリングの質問を参考に、「なぜこの施術を選んだか」「今の髪の悩みはいつ頃からか」を丁寧に聞くことで、お客様は「このサロンは私の髪のことをちゃんと分かってくれている」と感じてくれます。価格以上の価値を体感してもらうことが、値上げ後のリピートにつながります。
また、カウンセリングシートで前の美容室への不満を聞くという方法も有効です。お客様が「前のサロンでされて嫌だったこと」を把握しておくことで、「ここは違う」と感じてもらえる接客が自然とできるようになります。
「値上げを恐れているオーナーさんに毎回お伝えするのは、『値上げの前に、値上げしても選ばれる理由を作る』ということです。料金が変わる前後で、お客様との接点の質が変わらなければ、いずれ離れていきます。逆に言えば、値上げは『関係を深め直す機会』として使えるんです。」
ハワードジョイマン(中小企業診断士・店舗利益最大化コンサルタント)
値上げを機に、ホットペッパー依存から抜け出す仕組みを作る
ここからが、この記事で一番伝えたい本題です。
多くのオーナーさんが値上げを怖がる理由のひとつに、「新規客をホットペッパー頼みにしているから、クーポンで来た客層に合わせた料金設定から抜け出せない」という構造があります。
ホットペッパーのクーポン目当てで来るお客様は、料金が変わった瞬間に別のサロンに流れやすい。これはプラットフォームの仕組み上、仕方のないことです。だから「値上げしたら客が減る」という恐怖が生まれる。
でも、自社ブログから「このサロンに行きたい」と思って来たお客様は違います。
「ブログを読んで来ました、という新規客が毎週来るようになり、初回から指名が入るようになった」
34歳・メンズ特化サロン
この声が示しているのは、ブログを読んで来るお客様はすでにそのサロンのことを「知っている」状態で来店するということです。施術者の考え方、得意な技術、どんな客層を大切にしているか——そういった情報をブログ記事で積み重ねることで、「値段より、このサロンがいい」と選んでくれる人が増えていきます。
これがストック型集客の核心です。今日ブログに投稿した記事は、3年後も検索結果に表示され続け、新しいお客様を連れてきてくれます。ホットペッパーの掲載料を払い続けなくても、Instagramのアルゴリズムが変わっても、自社ドメインに積み上がった記事は誰にも奪われない自分の資産です。
値上げをきっかけに、「なぜこのサロンが他より高いのか」「どんな施術へのこだわりがあるか」を自社ブログで丁寧に言語化する。それ自体が、値上げへの最大の説明になります。
高単価でもリピートするお客様を集めるチラシの構成を参考に、自社メディアで「来てほしいお客様に向けた情報」を発信し続けることが、値上げ後も安定して選ばれるサロンの土台になっていきます。
私、ハワードジョイマンは21年間・833件の店舗支援を通じて、「早く自社メディアを育て始めたサロンほど、外部変化への耐性が高い」と実感してきました。値上げを機に、その一歩を踏み出すオーナーさんを全力でサポートしています。
まとめ:値上げは「選ばれる理由を作り直す」きっかけにする
値上げのお知らせは、正直な理由・明確な日付・継続への言葉の3点で構成し、常連さんには直接・LINEで丁寧に伝え、自社ブログには記事として残す。
そして値上げ後のカウンセリングで関係を深め直し、ブログ記事を積み重ねることで「このサロンだから来たい」というお客様を自分で育てていく。その積み重ねが、10年後も選ばれ続けるサロンの土台になります。
ホットペッパーのアルゴリズムが変わっても、掲載料が値上がりしても、自社サイトに蓄積したブログ記事は誰にも変えられない自分の資産です。値上げを怖がるのではなく、値上げを機に集客の土台そのものを作り直す——そういう視点で、今日から動き始めてみてください。
ブログを積み上げて「このサロンだから来たい」という新規客を自分で育てたい——でも、施術をしながらブログを書き続けるのは現実的に難しいですよね。増益繁盛クラブでは、ストック型集客の仕組みづくりをサポートしており、初月980円から実際の会員事例を見ながら学べます。まず案内ページで会員の美容室の実例と内容を確認してみてください。