美容室の事例

美容室の値上げのお知らせ文例と、出すタイミング

結論から言うと、値上げのお知らせ文を出すタイミングは「自社メディアで信頼を積み上げながら、段階的に実施する」のが最も抵抗が少なくスムーズです。文例の前に、まずその理由をお伝えします。

値上げに踏み切れない理由のひとつに、「クーポンで来てくれたお客様が、値上げで離れてしまうのでは」という不安があります。でも、その不安の根っこを掘り下げると、多くの場合「ホットペッパー経由のお客様にしか認知されていない」という状況が見えてきます。

自社のブログや検索で見つけて来てくれるお客様は、サロンの考え方や技術に共感してから来店します。だから値上げに対しても「それなら仕方ない」と受け取ってもらいやすい。逆にポータルのクーポンだけで集めたお客様は「安いから来た」層が混在するため、価格変更に敏感になりやすいんです。

📋 この記事でわかること

  1. 値上げのお知らせを出す前に確認すべき、自サロンの集客構造の診断
  2. ホットペッパー依存度を下げながら値上げを通すタイミングの考え方
  3. そのまま使える値上げお知らせ文の文例と注意点
  4. 値上げで浮いた費用を自社メディアの資産に変える具体的な手順

こんな方におすすめ

  • ✅ 値上げを考えているが、いつ・どう伝えればいいか迷っているオーナーさん
  • ✅ ホットペッパーへの掲載料が重く、値上げしないと利益が出ない状況にある方
  • ✅ お知らせ文の文例をそのまま参考にしたい方
  • ✅ 値上げと同時に、ポータル依存から脱け出す足がかりを作りたい方
  • ✅ 自社ブログやGoogleからの集客をこれから育てていきたい方
美容室の値上げのお知らせ文例と、出すタイミング | 増益繁盛クラブ

値上げのお知らせを出す前に、この4項目を診断してください

文例の前に、まず現状を確認しましょう。以下の項目に1つでも当てはまるオーナーさんは、「値上げのタイミング」より先に「集客の土台」を見直す必要があるかもしれません。

チェックポイント①:新規客の7割以上がホットペッパー経由になっていませんか?

新規のほとんどがポータル経由の場合、値上げのお知らせを出しても「クーポンと合わせると割高になる」とそのまま離脱されやすくなります。値上げの前に、自社メディア(ブログ・Googleマップ)経由の問い合わせを少しでも増やしておくことが先決です。

✅ ポイント:月の問い合わせのうち「ブログを読んで来ました」「Googleで見つけました」が1割でもあれば、値上げを試す土台が生まれています。まずそこを作ることから始めましょう。

チェックポイント②:値上げを知らせる手段が「ホットペッパー内のお知らせ」だけになっていませんか?

ポータル内の告知だけでは、そもそも閲覧率が低い。しかもクーポン目当てのお客様は「お知らせ」ページを見ない傾向があります。

✅ ポイント:LINE公式アカウント・自社ブログ・Googleビジネスプロフィールの3つを使って告知できる状態を先に作っておくと、お知らせが届く読者の質と量が変わります。

チェックポイント③:値上げの理由を自分の言葉で説明できますか?

「物価が上がったから」で終わる告知は、読んだお客様の印象が薄くなります。「なぜこのサロンが値上げするのか」をオーナー自身の言葉で書けていることが、納得感の分かれ目です。

✅ ポイント:ヘッドスパなど付加価値メニューから先に価格を見直すという方法も有効です。カットのような日常的なメニューより、体験型・専門性の高いメニューの方が値上げの説明がしやすいです。

チェックポイント④:値上げ後、ポータル掲載料の見直しを考えていますか?

値上げで客単価が上がっても、月10〜15万円のポータル掲載料をそのまま払い続けていれば利益はほとんど変わりません。値上げとセットで「掲載プランの縮小」「自社集客への投資」を計画に入れていますか?

✅ ポイント:値上げで月に浮いた利益の一部を、自社メディアを育てる費用に回す。この発想が「消えるお金」を「積み上がる資産」に変える出発点です。

✓ ここまでのポイント

  • 値上げのお知らせを出す前に、新規の集客経路を把握しておくことが重要
  • ポータル依存度が高いまま値上げすると、価格に敏感な客層が離れやすくなる
  • LINE・ブログ・Googleの3つを使える状態を作ってから告知するのが理想的な順番

チェックポイントで「自社メディアからの問い合わせがほぼゼロ」と気づいたオーナーさんに向けて、無料レポートでは値上げを通しやすくするためのカウンセリングのトーク・メニュー名の付け方・次回予約の誘導を具体的な手順で紹介しています。PDFをダウンロードして、翌日から1ステップずつ試せる内容です。

美容室オーナー向け無料レポート(PDF12ページ)を無料で受け取る

「値上げのお知らせを出したいけれど、ホットペッパー経由のお客様に離れられたら困る」という不安、診断しながら読んでいただけましたか。無料レポートでは、値上げの前に整えるべき客単価・再来店・新規集客の順番を、会員の美容室さんの実例とともに8ステップで解説しています。メールアドレスの登録だけで受け取れます。

無料レポート「客数が減っても利益が残る 美容室 8つの改善ステップ」を受け取る

値上げのお知らせ文例(そのまま使えるパターン)

診断をふまえたうえで、実際のお知らせ文の例をお伝えします。大切なのは「誰が」「なぜ」「いつから」「どのくらい」の4点を、オーナー自身の言葉で丁寧に書くことです。

以下は文例です。サロン名・金額・日付は実際のものに置き換えてご活用ください。

「いつもご来店いただき、ありがとうございます。

〇〇(サロン名)では、2026年12月1日より一部メニューの料金を改定させていただきます。

材料費・管理費の継続的な上昇に加え、今後さらに丁寧なカウンセリング時間とアフターケアをご提供するため、今回の決断をいたしました。

長くお付き合いいただいているお客様に、よりご満足いただける時間を作りたい——その一点に尽きます。

ご不明な点がございましたら、次回ご来店時にお気軽にお声がけください。引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。

〇〇(オーナー名)」

このお知らせ文のポイントは3つです。

  • 「なぜ上げるのか」の理由をオーナーの言葉で書いている
  • お客様へのベネフィット(より丁寧なカウンセリング・アフターケア)に触れている
  • 「いつから」の日付が明確になっている

なお、カウンセリングの質問内容を見直すと、値上げ後の初回来店時の納得感が大きく変わります。「なぜこの金額なのか」をお客様自身が体験で理解してくれるからです。

お知らせを出すタイミング、5つの目安

文例と同じくらい重要なのが「いつ出すか」です。以下の5つを目安にしてください。

タイミング①:値上げ実施の1〜2か月前

告知が短すぎると「急に値上げされた」という印象を与えます。1〜2か月前に告知し、現在の価格でご来店できる期間をしっかり伝えることで、お客様が「今のうちに来ておこう」と動くきっかけにもなります。

タイミング②:リピート客に先に伝える

LINE公式アカウントで繋がっているお客様に先に告知するのが基本です。「特別にお伝えします」という言葉を添えると、大切にされている感が伝わります。

タイミング③:自社ブログにも値上げの背景記事を書く

「なぜ価格を見直したのか」をブログの1記事として残しておくと、検索から来た新規のお客様にも価値観が伝わります。値上げ後の新規客が「このサロンなら納得できる」と感じるための補足情報として機能します。

タイミング④:Googleビジネスプロフィールの投稿機能でも告知する

地域名で検索するお客様に向けて、Googleビジネスプロフィールの「最新情報」に告知を投稿しておきましょう。検索したときに直接目に触れる場所です。

タイミング⑤:ホットペッパー掲載プランの縮小を同時に検討する

値上げで客単価が上がったタイミングは、ポータル依存度を見直す絶好の機会です。ここを逃さず、浮いた費用を自社メディアに投資する計画を同時に立てましょう。

「毎月15万円をポータルに払い続けているということは、毎月15万円分の集客を"借りている"状態です。借りた集客は、支払いをやめた瞬間にゼロに戻る。自社のブログは、書いた分だけ永続的に残る。この違いが、5年後・10年後の経営の土台を決めます」

ハワードジョイマン(中小企業診断士/店舗利益最大化コンサルタント)

値上げで浮いた利益を「資産」に変える軟着陸の手順

値上げに成功したあと、多くのオーナーさんが「次に何をすればいいか」で止まります。ここでは、ホットペッパー依存から抜け出しながら自社メディアを育てる具体的な手順をお伝えします。

軟着陸 STEP 1

値上げ後も、すぐにホットペッパーを解約しない

いきなり解約すると新規の流入が止まります。まずは現在のプランを維持しながら、並行して自社ブログを育て始める「二段構え」が現実的です。自社ブログが検索で上位に来るまでには一定の時間がかかるため、その間のクッションとしてポータルを活用する発想です。

⚠️ よくある失敗:「値上げしたからHotpepperはもう不要」と即日解約し、新規が激減してしまうケース。焦りは禁物です。

軟着陸 STEP 2

月に1〜2本でいいので、地域名×メニュー名のブログ記事を積み上げる

「静岡市 縮毛矯正」「◯◯区 白髪ぼかし」など、地域名と得意メニューを組み合わせた記事を書き続けます。この記事が検索上位に入り始めると、ポータル経由に頼らない問い合わせが生まれます。カウンセリングシートの質問内容をそのままブログのネタにするのも、実用的な方法のひとつです。

⚠️ よくある失敗:「施術後に疲れていて書けない」でブログが止まるパターン。手動更新に頼る限り、継続は難しい。

軟着陸 STEP 3

ブログ資産が検索流入を生み始めたら、ポータルの掲載プランを縮小する

半年〜1年かけてブログ記事を積み上げ、「地域名+メニュー名」の検索で自サロンが表示されるようになってきたら、ホットペッパーの上位プランを下位プランに変更するタイミングです。月10〜15万円の掲載料を段階的に削減し、そのぶんを自社メディアの運用費に回していきます。

⚠️ よくある失敗:検索流入が安定する前に掲載を止めてしまい、新規数が回復しないまま経営が苦しくなるケース。数字で判断する習慣が大切です。

「自分の体験をもとに近隣サロンに代行提案したら2店舗分の運用を任せてもらえた」

41歳・副業目的オーナー

このオーナーさんは、自分のサロンでブログ自動投稿の仕組みを導入して実感を得たあと、「同じ悩みを持つ近くのサロンにも提案できる」と気づき、代行ビジネスとして横展開しました。一度自分の資産として動き出した仕組みは、こうした副収入にも転用できる可能性を持っています。

まとめ:値上げのお知らせは「脱ポータル」のスタートラインにもなる

値上げのお知らせ文の質を上げることと、自社メディアを育てることは、切り離せない話です。告知の場所がホットペッパーの中だけにとどまっている限り、伝えられる相手の範囲はポータルが管理するお客様の中だけです。

一方、ブログやLINE・Googleビジネスプロフィールで告知できる土台があれば、値上げのお知らせは「このサロンらしい理由がある」と感じてもらえる読み物になります。

値上げを考えているオーナーさんへ、お伝えしたいことをひとつ。値上げで浮いた利益の一部を「消えるお金」であるポータル掲載料ではなく、「積み上がる資産」である自社メディアに回す——この選択が、5年後の経営の土台を変えます。支援実績833件、創業21年のなかで、この転換を経験したオーナーさんを数多く見てきました。

まだ自社ブログを育て始めていない段階であれば、まずは客単価・再来店・新規集客の順番で何から手をつけるべきかを整理した無料レポートを読んでみてください。値上げと脱ポータルを同時に進めるための考え方が、具体的な手順でまとまっています。

値上げと脱ポータルを同時に進めるには、「何から手をつけるか」の順番が重要です。増益繁盛クラブでは、京都の夫婦2人サロンが客単価9,000円から1万2,000円超に改善した実例など、会員の美容室さんの実践事例をもとに、客単価・再来店・新規集客を段階的に整える方法を学べます。ゴールドクラスは初月980円から試せます。

増益繁盛クラブ・美容室オーナー向け案内ページを見る

-美容室の事例